定期接種
(以下に示した期間以外は定期接種とならず、自費となります)
ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ(DPPT)
- 生後3か月-90か月 1期3回(3~8週間隔)
- 追加1回(3回目から1年~1年6か月後)
ヒブワクチン
- 7か月以下で開始の場合:4週間隔で3回、3回目接種から60日以上経過かつ1歳以上で1回。
- 7か月~12か月で開始の場合:4週間隔で2回、2回目接種から60日以上経過かつ1歳以上で1回。
- 1歳-5歳で開始の場合:1回。
- 5歳以上は不要。
肺炎球菌ワクチン
- 7か月以下で開始の場合:4週間隔で3回、3回目接種から60日以上経過かつ1歳以上で1回。
- 7~12か月で開始の場合:4週間隔で2回、2回目接種から60日以上経過かつ1歳以上で1回。
- 1歳~5歳で開始の場合:1回。
B型肝炎
- 生後6週間から1歳までの間に3回接種。初回から4週あけて2回目、初回から139日以上あけて3回目を接種。
水疱瘡(水ぼうそう)
- 1歳以上3歳未満の間に3か月以上の間隔をあけて2回接種。
麻しん・風しん(MR)
- 1期:1歳~2歳 1歳のお誕生日が来たらできるだけ早く受けてください。
- 2期:幼稚園年長組にあたる1年間(5-6歳時)
日本脳炎
- 1期:1~4週間隔で2回 6か月-7歳6か月(3歳以降を推奨)
- 1期追加1回:1期2回目から1年後
- 2期:9歳-13歳
ジフテリア・破傷風(2期DT)
- 11歳~13歳
子宮頸がんワクチン
- 中学1年生から高校1年生相当の年齢の女子
- 初回接種から2か月、6か月後に接種。計3回の筋肉注射です。
子宮頸がんについて(グラクソ・スミスクライン株式会社より)
任意接種
おたふくかぜ
- 1歳以上で接種できます。4~5年の間隔を開けて2回接種をお勧めします。
- 患者と接触後に緊急接種しても発症を防ぐことはできません。
インフルエンザワクチン
- 6か月から接種できます。6か月~13歳は2回接種。13歳以上は1回接種。
- 13歳未満の児童のみ神戸市による1回1,350円の助成があります。
ただし6か月から1歳未満の乳児には国が積極的勧奨をしていないため、助成がなく全額自費となります。
ロタワクチン(経口摂取)
- 2価ワクチン:4週間隔で2回内服(最後の内服が生後6か月まで)
- 5価ワクチン:4週間隔で3回内服(最後の内服が生後8か月まで)
ビフワクチン
ヒブとはインフルエンザ桿菌b型(Hib)という細菌の頭文字をとったもので、この細菌によって乳幼児に重篤な細菌性髄膜炎や急性喉頭蓋炎などを引き起こします。ヒブワクチンはこれらの感染症を予防するためのワクチンで、世界ですでに120カ国で実施され、90カ国以上で定期接種されています。
ヒブによる細菌性髄膜炎とは
乳幼児に起こる細菌性髄膜炎のうち3分の2がヒブによるもの、ついで多いのが肺炎球菌です。細菌性髄膜炎はとても重症で、かかると5%が死亡、20%に重篤な後遺症を残すといわれています。免疫や、髄液中を無菌に保つ機能が発達してくる3歳を過ぎると細菌性髄膜炎の発症は減少しますが、それらが未熟な生後3〜6か月に発症する例が多くみられます。このため乳児期早期に接種することが望ましいとされています。
ヒブワクチンも非常に安全性の高いワクチンで重篤な副反応はほとんどありませんが、その他のワクチン様、接種部位の腫れや発熱などがみられることがあります。肺炎球菌・四種混合ワクチン同様、基本的に他のすべてのワクチンと同時接種が可能です。
小児用肺炎球菌ワクチン
小児用肺炎球菌ワクチン(商品名:プレベナー)は世界の100カ国以上で承認され、すでに45カ国で定期接種に導入されているワクチンです。かかると非常に重症になる侵襲性肺炎球菌感染症を予防するために開発されたワクチンで、90種類ある肺炎球菌のうち侵襲性肺炎球菌感染症の80%を占める7つの菌に対して予防効果があります(11価ワクチンといいます)。ヒブワクチンとあわせて接種することで、細菌性髄膜炎の予防に非常に有効です。きわめて安全性が高く、効果の高いワクチンです。この小児用のワクチンは、以前からある成人用の肺炎球菌ワクチン(商品名:ニューモバックス)とは全く別のものです。
侵襲性肺炎球菌感染症とは
細菌性髄膜炎、菌血症、血液培養陽性の肺炎など、通常無菌的な部位に肺炎球菌が感染した重症感染症を総称します。乳幼児と高齢者で発症頻度が高く、特に2歳未満でリスクが高いといわれています。
細菌性髄膜炎について
日本において毎年約1000人の子供が細菌性髄膜炎にり患しています。主な原因として肺炎球菌、インフルエンザ菌b型(ヒブ)の2つが大部分を占めています。細菌性髄膜炎は早期診断が困難な病気で、肺炎球菌による細菌性髄膜炎にり患すると重篤な後遺症が残ったり死亡する可能性があります。細菌性髄膜炎は小児用肺炎球菌結合型ワクチンとヒブワクチンを接種することでその多くを防ぐことができます。
通常、生後2か月以降に4週間以上の間隔で3回接種し、1歳以降に4回目を接種します。接種開始の年齢により、接種回数が決まっています。
重篤な副反応はほとんどありませんが、局所の発赤や圧痛のほか3℃以上の発熱も15〜40%の頻度で起こると報告されています。理論上はどのワクチンと同時接種しても問題ありません。
のせ小児科クリニック
概要院長 | 野瀬まどか |
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標榜科目 | 小児科 |
診療時間 | 午前 9:30~12:00 午後 16:30~18:30 |
休診日 | 火曜日午後、日曜日、祝祭日 |
住所 | 兵庫県神戸市長田区四番町7-27 | ワコーレ長田総合ビル2F
電話 | 078-575-4865 |
アクセス | 神戸市営地下鉄長田駅・阪神電鉄高速長田駅、徒歩1分 |
連携医療機関
- 公文病院
- 入院施設があり、完全看護を実施しています。
- 西市民病院
- 小児科部長の江口先生は小児腎臓疾患がご専門ですが新生児診療もなさるオールマイティです。
- かなたに診療所
- 無床診療所ですが、病児保育施設を併設されています。
大変おやさしい女医さんです。