乳幼児の健康管理や病気などの早期発見、生活習慣の自立などのために各種の健康診査が行われています。健診は、成長段階に応じて、生後1か月健診、生後3~4か月健診、6か月健診、9か月健診、1歳6か月健診、3歳児健診などがあります。各市区町村が直接あるいは医療機関などに委託して行い、料金は無料です(医療機関による任意の有料の健診もあります)。
生後1か月健診
- 母乳やミルクをよくのみ、体重が順調に増えているかどうか
- 頭囲も増加しているか
- 姿勢や筋肉の緊張に問題ないか
- 手足を活発に動かし、音や光に反応があるかどうか
などを中心に診察します。
生後3から4か月健診
体重、身長、頭囲、胸囲などの身体計測と内科的診察をします。同時に、頸のすわり、追視、反応性笑い、ガラガラを持たすと振って遊ぶ、人の顔、声などによく反応するなどの精神運動発達や、生活に支障をきたすような疾患や先天性股関節脱臼、斜頸、先天牲心疾患など早期に発見し治療が必要な疾患のチェックをします。
また、離乳食・栄養の説明や、ツベルクリン陰性者へのBCG接種、そして新生児期に問題があった乳児のその後の発育の確認などを行っています。
6か月健診
身体計測、一般的な診察と精神運動発達状態の確認を行います。この時期に発達状況をみるための大切な検査として“顔布テスト”があります。これは、仰向けにした赤ちゃんの顔にハンカチなどの布をかぶせたときに、これを手で上手に取り払うかどうかをみる検査です。手で払いのければ問題ありません。
また、離乳食の進み具合を聞き、必要があればその指導をします。ポリオや三種混合などの予防接種や、神経芽細胞腫の検査を受けているかどうか確認し、適切な指導も行います。
9か月健診
身体計測、一般的な診察と精神運動発達状態をみます。発達面では周囲へ関心を示しているか、視線は合うか、にも注意してみます。
この時期の発達をみるうえで大切な検査方法として、パラシュート反応があります。これは、うつ伏せの状態で赤ちゃんを両脇から支えて持ち上げ、頭を前方へ落とすようにすると、両方の上肢を伸ばし、手を開いて着こうとする反応です。これは一種の防御反応で、順調に発達しているという目安の1つになります。また、離乳食の進み具合も確認し、必要があれば適切な助言もします。
1歳6か月健診
身長・体重・頭囲などの身体計測、内科的診察をし、転ばないで歩く、意味のある単語を話す、積み木が積める、絵本でワンワン、ニャーニャーなど知っているものを指さす、自動車やお人形をブーブーと言って押したり、抱っこしたりそれらしく遊ぶなどの発達チェックをします。
また、生活習慣、行動上の問題、心の発達のチェックなどがあります。さらに、この頃に診断される調節性内斜視、間歇性外斜視、軽度難聴などが言葉の発達と共にチェックされます。
3歳児健診
身長・体重などの身体計測、内科的診察の他に、精神運動発達、生活習慣、言語発達、社会性の発達、視力・聴力テストなどが行われます。3歳児健診は集団生活を行うのに必要な社会性の発達、生活習慣の発達、行動上の問題、心の安らかな発達、言葉の発達などが主なチェック項目です。
のせ小児科クリニック
概要院長 | 野瀬まどか |
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標榜科目 | 小児科 |
診療時間 | 午前 9:30~12:00 午後 16:30~18:30 |
休診日 | 火曜日午後、日曜日、祝祭日 |
住所 | 兵庫県神戸市長田区四番町7-27 | ワコーレ長田総合ビル2F
電話 | 078-575-4865 |
アクセス | 神戸市営地下鉄長田駅・阪神電鉄高速長田駅、徒歩1分 |
連携医療機関
- 公文病院
- 入院施設があり、完全看護を実施しています。
- 西市民病院
- 小児科部長の江口先生は小児腎臓疾患がご専門ですが新生児診療もなさるオールマイティです。
- かなたに診療所
- 無床診療所ですが、病児保育施設を併設されています。
大変おやさしい女医さんです。